医療向け精密加工技術で作ったチタン製の歯ブラシ

エディター / ベネヴィータ編集部

2023-07-26

  • URLをコピーしました!

福井県の鯖江市。この街は昔からメガネを作る街として有名です。
この地に約80年続くヨシダ工業は、眼鏡の蝶番(ちょうつがい)などの眼鏡部品加工から金属加工業を行い、現在では高い技術力と創業当時からの弛まぬチャレンジ精神で医療精密部品、楽器、眼鏡枠等の金属部品の精密加工も行っています。
眼鏡部門で培われた切削加工技術は、精密さが求められる医療機器部品分野でも応用され、精度はもとより、一刻を争う医療現場で迅速なオペレーションを可能にする機能性も追求することで、多くの医師から高い評価を得ています。

今回、注目したプロジェクトは、ヨシダ工業がさまざまな製品を作る過程で出てしまう細長いチタンの端材です。ヨシダ工業のチタンは耐食性が高く錆にくく、手術用医療精密機器の材料としてよく使用される素材です。
年間約1000本程度出てしまう廃材を何かに再利用できないかと、あるプロジェクトが動き出しました。
地元鯖江市の若手クリエイターとヨシダ工業のもつ医療機器部品の製作技術が一年半の期間を経て開発に至り、チタン製の歯ブラシと舌ブラシが開発され、オーラルケアブランド 「adelie(アデリー)」が誕生したのです。

歯ブラシのハンドル部分は、医療精密部品加工の技術力を生かして製作。

adelieの歯ブラシは、万年筆のようにヘッドを交換して長く愛用でき、ブラシのボディ部分は古いお米を再利用したライスレジンを18%配合。日々の使用で、環境負荷を減らせます。
歯ブラシのハンドル部分の全長90mmに設計。耐食性が高く錆に強いチタンは、ヨシダ工業でも手術用医療精密機器の材料としてよく使用される素材です。清潔さと美しさを保ち続けることができ、オーラルケアの材質として最適で、着色には陽極酸化という技術を採用し、表面に酸化被膜を作ることで発色させてい流ので、色落ちや色移りなどおきにくいのです。

カラーバリエーションは、チタンシルバー/サンドゴールド/アイスブルーの3色。右は舌ブラシ。

ヘッド部分が全長84mm(ネジ部分を除く)。歯ブラシの植毛は、歯科医院へ歯ブラシを提供している大阪府八尾市の「ラピス株式会社」と協力。歯科医推奨のスパイラルツイン毛(素材は飽和ポリプロピレン)を採用し、職人が、一本ずつ毛を植え込み、丁寧に仕上げています。

歯ブラシのハンドル部分がプラスチックではなくチタン製なので、環境にも優しい。しかも長く使えるので、愛着も湧いてくるでしょう。


プロジェクトページ
https://www.makuake.com/project/yoshida_industry/

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

おクチから「幸せ」になるウェルビーイングメディア Bene Vita(ベネヴィータ)

目次