噛むことは、スポーツでのケガ防止、瞬発力、集中力向上などに繋がる

エディター / ベネヴィータ編集部

2023-07-24

  • URLをコピーしました!

株式会社ロッテは、スポーツにおける「噛むこと」の価値を発信する「噛むスポプロジェクト」の一環として、サッカーJ3鹿児島ユナイテッドFCへ、トレーニングガムの提供や口腔健康セミナー等を通じたサポートを開始。
2023年5月24日、鹿児島県鹿児島市にあるマリンピア喜入に東京歯科大学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室の客員教授である武田友孝先生が、選手に対して口腔健康セミナーや噛む力の測定を実施しました。
講義では、武田先生が噛む力や噛み合わせによる筋活動アップや重心・姿勢の安定効果、噛むことが集中力・判断力アップ、リラックス効果に繋がることなどを説明。
「サッカーにおいて、プレー時の怪我防止や瞬間的な判断や集中力が向上するなど、噛むことはとても大切。ジャンプやシュートの際などに咀嚼筋が活動し、瞬間的なパワーを効率的、効果的に発揮することにつながる。ガムを噛むことがフィジカル面・メンタル面の両面においてサポートになる」と武田先生。
鹿児島ユナイテッドFCの選手の皆さんは、真剣な表情で講義に耳を傾けていました。

武田友孝先生の口腔健康セミナー風景。受講するのは、鹿児島ユナイテッドFCの選手たち

目次

スポーツにおけるガムトレのメリットとは

スポーツ中にガムを噛むことでフィジカルとメンタルの双方にメリットがあると研究でわかっています。
では、ガムを使った噛むトレーニングのメリットについて紹介します。

<フィジカルコンディショニング>
●静的バランスの強化
ガムを噛むことで静的バランス※が整うことがわかっております。
静的バランスが低いことは運動中での膝のケガのリスクになることなどが報告されています。
※静的バランス=動かない状態を保ち続けるための能力
●瞬発力の強化
ガムを噛むことで、ジャンプ力が高まります。また、女子中学生で、スタートダッシュが速くなることも報告されています。

<メンタルコントロール>
●集中力・判断力アップ
ガムを噛むことで、認知機能を司る前頭前野の血流がよくなり、集中力と判断力が高められます。
●リラックス効果
噛むという「リズム運動」により、「セロトニン」の分泌が増加することでストレスが低減し、精神の安定にも繋がります。また、緊張すると口の中が乾くことがありますが、ガムを噛むことにより口を潤せます。

鹿児島ユナイテッドFCの選手たちにアスリート用トレーニングガムを作る

噛むことをトレーニングする目的で、一定のリズムで噛み続けられるように特別に製造したガムが「アスリート用トレーニングガム」です。
下の図にあるよう、一般的なガムは噛み始めて約60秒で軟らかくなります。トレーニングガムは噛み始めてもガムの硬さの変化が少ないので、一定のリズムで噛むことができるのです。

20段階(0.5刻み)の食感(硬さ)の評価を専門パネル(*1)を用いて、80回/1分間のペースで計5分間ガム咀嚼し、6秒ごとに硬さを評価するTI法(*2)で評価を行った。
(*1)ガム官能評価パネルとして訓練した男女7名   
(*2)経時的な強度変化を評価する官能評価手法

鹿児島ユナイテッドFC所属の全選手29名が、デンタルプレスケールⅡという器具を使用して、咬合力と左右のバランスを測定し、トレーニング用ガムの制作へ。
選手たちの噛む力を測定すると、一般的な20~30代男性35名の平均咬合力が1484.3Nという結果の中、鹿児島ユナイテッドFCの選手には、咬合力が2000Nを超える選手が複数人いました。
「左右のバランスは良い人が多かったです。噛む力を養える余地はまだまだあるのでガムを噛んでトレーニングをしてください」と武田先生。

噛む力測定を受ける五領淳樹選手。

咬合力2120.9Nは藤本憲明選手の測定結果。

噛む力の測定を終えて、自分自身にあったガムの硬さが決まり、トレーニング用ガムを手渡された広瀬健太選手。

広瀬健太キャプテンの講義後の感想
「普段、試合前のリラックスした時間や集中力を高めたい時にガムは噛んでいましたが、今回の講習でスポーツにとって噛む力の可能性を知ることができました。今後も「噛むこと」を日常から取り組んでいきたいと思います」。

前田裕章チーフトレーナーの講義後の感想
「先生の講義では、普段はあまり意識することが少ない口腔内の健康や噛むこととパフォーマンスの関係を知り、パフォーマンス向上の為のヒントをいただきました。また、集中力や判断力の向上、リラックス効果とメンタル面にも影響があるようなので日々勝負の世界で戦っている選手達のサポートになるのではないかと思います。咬合力や左右のバランス測定では選手、一人一人の状態を細かくチェックしていただいたので怪我の予防や選手が取り組むべきトレーニングの参考になりました。今後は選手の口腔内の健診や噛むトレーニングなど今までチームとしてやっていなかったことを計画・実行していくことで目標であるJ3優勝、J2昇格をつ噛み(掴み)取れるようにチーム一丸となって頑張っていきます。今後も鹿児島ユナイテッドFCへのサポートをよろしくお願いいたします」。

武田 友孝プロフィール
東京歯科大学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室客員教授(歯学博士)。スポーツデンティスト。日本オリンピック委員会 強化スタッフ(医・科学)バレーボール競技、レスリング競技。日本スポーツ協会公認スポーツデンティスト。日本スポーツ歯科医学会認定医・日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツ医

もはや、スポーツをしながら、ガムを噛む時代なのです!

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

おクチから「幸せ」になるウェルビーイングメディア Bene Vita(ベネヴィータ)

目次