熱中症対策には、お口の中のケアも必要! 暑い日の水分補給が虫歯や歯周病を招くことにも!?

エディター / ベネヴィータ編集部

2023-08-15

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地球温暖化から地球沸騰化に…。
この夏、国連の事務総長が「global  warming(地球温暖化)からglobal boiling(地球沸騰化)に変わった」と警笛を鳴らしています。
より、こまめな水分補給が必要です。
水分補給をこまめにしないとお口の中が乾燥して、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
さらにスポーツドリンクや清涼飲料水など糖分を含んだ水分補給には注意が必要です。
そこで今回、熱中症予防の水分補給について、ミライズウェルメディカルグループ代表の富田大介先生にお話をお聞きしました。

目次

暑い日やスポーツ時はこまめに水分補給をしないと、お口の中の菌が増えてしまいます…

「暑い日の水分補給についてお話します。喉が渇いた状態=お口の中が乾燥状態ということです。そのため、唾液の分泌が少なくなっている状態と言えます。唾液には殺菌効果があり、唾液が少なくなると、お口の中で細菌が繁殖しやすくなります。したがって、暑い日はこまめに水分補給しないと、虫歯や歯周病のリスクは高まります。さらにランニングやスポーツ、ジムでの運動で多量の汗をかいた後も、お口の中の唾液は激減していますので要注意です」と富田先生。
暑い日やスポーツ時のこまめな水分補給は、熱中症対策はもちろん、お口の中の細菌の増殖を抑えるためにも欠かせません。

スポーツドリンク、炭酸飲料、ジュースの摂取にも要注意!

「スポーツ後や暑い日はスポーツドリンクが飲みたくなりますが、スポーツドリンクにも要注意です。お口の中が乾燥している時に、酸性度の強いスポーツドリンクの摂取は要注意です。お口の中が酸性になると虫歯になりやすいからです。スポーツドリンクはアルカリ性かと思いがちですが、実は酸性度が高いのです。酸性かアルカリ性かを測る尺度がpH(ペーハー)です。中性の基準値がpH7。pH7より数値が低いと酸性になります。さらにpH5.4を下回ると、酸化によって歯が溶け始めます。一般的なスポーツドリンクはpH3.5。歯を溶かし始めるpH5.4をはるかに下回っている酸性度の高い飲み物がスポーツドリンクなのです」と富田先生。
pH5.4以上の飲み物を調べてみると水はpH7.0、お茶はpH6.3なので、水分補給としてはおすすめです。
ちなみに牛乳はpH6.8、100%オレンジジュースはpH4.0です。
「pHの数値だけでなく、注意しなければならないのは糖分が多い飲み物です。砂糖は、虫歯や歯周病を助長するお口の大敵です。砂糖は虫歯の原因菌であるミュータンス菌を増やし、歯垢を作ります。なので、糖分の多い炭酸飲料の摂取も気をつけてください」と富田先生。
ちなみに一般的にスポーツドリンク500mlには、エネルギーを補うためにスティックシュガー10本分に相当する約30gの砂糖が含まれていますので要注意です。

虫歯や歯周病予防にも◎で、熱中症予防にも◎な水分補給とは⁉

上記の見出しの質問に対して、富田先生はわかりやすく以下に解説します。
「スポーツドリンクは熱中症予防には有効な飲み物です。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれているからです。発汗によって身体から失われた水分やミネラルを素早く補給できます。しかし、酸性度が高く、糖質も多いので注意しなければいけません。そのため、スポーツドリンクは飲み方に注意しましょう。ダラダラ少しずつ飲み続けるよりも、イッキに飲むことをおすすめします。そして、スポーツドリンクをイッキに飲んだ後に、水やお茶を飲んでください。これでお口の中の酸性度をグッと低くすることができます」と富田先生。
スポーツドリンクや糖分の多い清涼飲料水、炭酸飲料と、お水やお茶を上手く組み合わせて、虫歯や歯周病予防にも◎で熱中症予防にも◎な水分補給を心がけましょう!

この人に話を聞きました

富田大介(とみた だいすけ)
東京都出身。歯科医師。 株式会社メディデント代表取締役。 一般社団法人日本オーラルヘルス協会代表理事。 昭和大学歯学部卒。東京医科歯科大学大学院専攻過程修了。同大学非常勤講師。ミライズ矯正歯科南青山、ミライズオーラルヘルス(南青山/銀座)、ミライズクリニック(南青山/銀座)、ミライズラボラトリー(歯科技工所)、メディカルパーソナルジム&パーソナルサウナ「med.」南青山などを運営するミライズウェルメディカルグループ代表。2022年、おクチから「幸せ」になるウェルビーイングメディアBene Vita(ベネヴィータ)を共同プロデューサーとして立ち上げた。

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