水がなくても歯が磨けるシート! 災害時でも口腔ケアをしよう!

エディター / ベネヴィータ編集部

2023-10-30

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大規模災害が発生し被災者の避難所生活が長引くと、水が使えず歯磨きができなくなります。
このような環境では、高齢者の肺炎が増加するといわれています。
この肺炎は、現在「誤えん性肺炎」と呼ばれる口腔内の細菌を唾液や食物と一緒に誤えんすることで発生するものである可能性が高いと考えられています。
そのような時に役立つのが「水がいらない歯磨きシート」!
商品にかける想いを株式会社デンタルサロンジャパンの伊勢川社長に聞きました。

目次

水がなくても使える歯磨きシートに着目!

歯磨きシートのアイディアはどこから誕生したのですか。
「歯磨きシートというとウェットタイプが多い中、ドライシートで作れると知り、災害時用に保管しやすく、水が使えない環境でも口腔内をケアできる!これは日本の人々の役に立つ!と確信があり輸入に向けて話を進めていきました。中国からの輸入に向けて苦労したのは、品質管理でした。口腔内に入れるものですので製造工程から完成に至るまで厳しいチェック基準を設け、FDA認証を取得することも含め力を注ぎました」。
この歯磨きシートは、 指にはめて簡単に歯を磨くことができ、うがいは不要なので、災害時の口腔ケアに活用できます。
また、ドライシートなので長期保存が可能ですから災害時に安心して使えるのです。

災害時の口腔ケアの必要性を訴え、自治体への導入が決定

商品化が実現しても、色々と苦労をされたとお聞きしました。
「念願の商品が到着し、これを災害時に役立ててもらおうと、大分県の自治体に導入の提案をしても、実績のないものを取り扱ってもらえませんでした。自治体の防災・災害用備蓄は毛布や非常食など導入の前例があるものが優先だったのです。口腔内のケアの必要性があまり知られていませんでした。そこで、保健所でのプレゼンテーションのチャンスをいただき、災害時の口腔ケアの必要性のエビデンスを元にプレゼンテーションしました。口腔内のケアを数日間しないだけでも誤嚥性肺炎などの危険性が高まるというデータから災害による避難時の口腔ケアの必要性を理解してもらえ、半年後に大分市役所への導入が決まりました」。
現在は、災害時だけでなく、デイケア施設でも活用され、歯磨きシートのニーズは全国に広がっています。

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この記事を書いた人

おクチから「幸せ」になるウェルビーイングメディア Bene Vita(ベネヴィータ)

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