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2022.06.13

むし歯菌の好物"糖質"を避ける。むし歯予防は食べ物の工夫とブラシ習慣で【和食ライフ/気づきのコラム】

一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会代表理事/合田麻梨恵

一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会代表理事/合田麻梨恵

6月4日はむし歯予防デーだったこともあり6月は歯について考えてみましょう。歯科検診義務化が検討されていることからも、国の歯の健康に対する意識の高まりが伺えます。糖質を避けたり、正しくブラッシングしたりすることがむし歯予防として重要です。今回は和食ライフスタイリスト・管理栄養士の合田麻梨恵が、簡単にすぐにできるむし歯予防のコツを紹介していきます。

むし歯菌のエサ"糖質"はこんなところに潜んでいる

むし歯は、ミュータンス菌などが糖質を分解して作った酸によって歯のカルシウムが溶かされる病気です(*1)。なので、むし歯予防対策の一つに糖質を避ける方法があります。糖質は、お菓子や日本酒だけではなく、至るところに潜んでいます。例えば、調味料や飲料、加工品などです。原材料名をみると、小麦、ブドウ糖加糖液糖、砂糖、糖類などの糖質源が使用されています。

むし歯予防のためには、今あげたような糖質源を避けるのが理想です。しかし、インスタント食品や冷凍食品の利用、コンビニエンスストアや外食の利用が生活の一部となっている現代では、糖質源を避けるのは難しいのが現状です。その中でも、より糖質源が少ない食品選びをしていくと良いでしょう。調味料は天然醸造調味料に、ジュースやスポーツドリンクは水やお茶に、コーヒーは砂糖やミルクなしのブラックに、日本酒は焼酎(*2)に、加工品は手作りや店内調理のお惣菜に、それぞれシフトするだけで糖質を抑えられます。

放置はむし歯の餌食……。間食含む飲食後はブラッシングを!

歯磨きのクセをつけるのも、むし歯予防に良いとされています(*3)。起床時と就寝前や、朝食後と夕食後だけではなく、昼食後や間食後(甘いドリンクを飲んだ後、チョコレートを食べた後、飴をなめた後、ガムを噛んだ後など)にもブラッシングすることが望ましいです。

昼食後と間食後にブラッシングを行うには、仕事の時は職場に歯ブラシを持って行くところから始めましょう。職場用の歯ブラシを購入し、カバンに入れておくと歯磨きを忘れません。あなたがお弁当持参派なら、歯ブラシをお弁当袋に入れておくと、昼食後に磨くことを思い出すでしょう。間食を取る時は、歯ブラシをデスクに置いて常に視界に入れたり、間食を食べ終わるおおよその時間にタイマーをセットするのも良いですね。

お家にいる時も、同様にタイマーをセットしたり、「お昼のテレビのCM中にブラッシングをする」などルーティン化すると行動に移しやすいでしょう。

意外と磨けていない? むし歯予防になるブラッシング方法

ブラッシングは自分がきちんと磨いていると思っていても、きちんと磨けていない場合が多いものです。テレビやスマホを見ながらブラッシングする方は、磨き方に偏りがある場合があります。気がつけば右下の歯をよく磨いていた、などありませんか? 今一度、意識をして全ての歯をしっかり磨けているのか確認しましょう。手鏡を持って、それでブラッシングの様子を観察しながら磨くのもおすすめです。

歯ブラシが奥歯まで届いていない場合もあります。奥歯まで届かない場合は、ヘッドが細めや小さい歯ブラシを使ったり、歯間ブラシを使ったりしてみましょう。また、歯の同じ一面しか磨いていない場合もあります。見えている、届きやすいところだけではなく、裏側、横側、上側、歯茎とのキワ、歯と歯の間なども意識して磨きましょう。

むし歯予防は日頃の意識の改革から!

むし歯予防は毎日の習慣がカギとなります。本日お伝えした、糖質が少ない食品へシフトする、飲食後はブラッシングをする、全ての歯を意識して磨く、という方法はすぐに実践できます。まずは一つやってみるところから始めると続けやすいですよ。笑顔が綺麗に見える美しい歯を維持していきましょう!

 来週の和食ライフコラムでは「美歯に必要」「強い歯をつくる」そんな食材を紹介します。
【参考文献や参考サイト】
*1 厚生労働省e-ヘルスネット「プラーク/歯垢」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-031.html
*2 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
*3 厚生労働省e-ヘルスネット「う蝕」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-001.html
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一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会代表理事/合田麻梨恵

一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会代表理事

合田麻梨恵

大学在学中に10カ国程、世界各国の料理を食べ歩く中"和食の魅力"に目覚める。大学卒業後、大手コンビニエンスストア商品開発を経て独立。和食文化継承と予防医学発展を掲げ、計28軒の全国にある伝統調味料蔵、燻小屋、漁業、農業の現場訪問や痩身インストラクター、歯科管理栄養士経験などから和食の研究を重ねる。和食ライフスタイリスト養成、健康コンサルティング、WEBコンテンツ企画(WEBマーケティング~監修・記事執筆まで一貫)の他、書籍執筆、メディア出演など。

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