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2022.08.29

日焼け止めでも防げなかったら……。日焼け後の肌トラブル防止ボディ編、薬剤師おすすめのひんやりケア

ライター/片平奈菜

ライター/片平奈菜

『海やプールで日焼けしてしまった…。肌が火照っているので、どのようなケアをしたら良いのかな?』。このように日焼けをして全身の肌が熱を持ってしまった経験のある方も多いのではないでしょうか? 本記事では、日焼けで火照った肌を冷やす、ひんやりボディケアについて解説していきます。今回も薬剤師で「ひでまりメディカル」代表の弘中秀美さんを監修に迎え、おすすめの成分などについても詳しく解説していきます。

日焼けのアフターケア ボディケア編

以前、日焼け後のスキンケアとして顔編をお届けしました。今回はそのボディ=全身編です。体も顔と同様に、日焼けをして火照っているのはやけどをしているのと同じ状態です。まずは日焼けをしたらすぐに肌を冷やすことが大切です。海やプールに行く際には、必ずバッグの中にひんやりボディケアアイテムを入れておいて、ちょっとでも火照ったなと思ったら、すぐにボディケアアイテムでケアをすることをおすすめします。

日焼けによって真っ赤になってしまったら?

ここからは、ひでまりメディカル弘中さんに日焼け後のボディケアについて詳しく伺いました。まず、日焼けをした後すぐのケアはどうしたら良いのでしょうか?

「日焼けをしたばかりで肌が赤みや火照り、ヒリヒリ感を持っている場合はケアアイテムを使うよりも、まずは水で冷やすのが良いでしょう。その後で、お手持ちの保湿ミストを全身にかけても良いですし、濡らしたタオルで引き続き冷やしたりするのがおすすめです。また、日焼けの程度がそれほどでもなく、そこまでヒリヒリしていないようであれば、ひんやりとしたボディケアを塗って火照りを冷ましましょう」

日焼けケアといえば、最初からボディケアアイテムを使うことばかりが頭にある方もいるでしょうが、まず肝心なのは冷たい水で冷やすということ。日焼けの後は冷水シャワーや濡れタオルなどで肌を冷やしてからボディケアへと移るのがベストです。

アロエエキスが日焼けに効く?

民間療法として「日焼けや傷にはアロエが効く」という話を聞いたことはありませんか? 確かに日焼けケアの商品にも「アロエエキス」が入っているものがあります。さて、この「おばあちゃんの知恵」のような言い伝えは本当なのでしょうか?

「アロエエキスが配合されている化粧品には、肌にうるおいを与えたり、キメを整えたりする効果があります。また、アロエという植物自体には、皆さんがおっしゃる通り古くから傷口や日焼け後の炎症を抑えるという特徴があります。そのため、日焼けをした後のケアとしてアロエエキスが配合されているものを選んでみるのも良いでしょう」

日焼け後の炎症が治まった後のケア

さて、肌の火照りやヒリつきが治まったら、どのようなアイテムを使ってケアをしたら良いのでしょう。これも弘中さんに伺いました。

「火照りが治まってからは、ひんやりボディケアではなく保湿重視のボディケアを実施します。その際にはしっとりとしたボディクリームを使うのがおすすめです。もしベタつきが苦手な方は、ジェルタイプやローションタイプでもOKです。日焼け後の肌はうるおいが失われているので、保湿成分が豊富に配合されているものを選ぶと良いでしょう。また、入浴剤にマグネシウムやヒアルロン酸等の保湿成分が配合されているものを選んで、ぬるめのお湯につかり全身にうるおいを与えるのもおすすめです」

ボディケアはクリームやジェル、ローションを「塗る」という固定観念がありますが、弘中さんが教えてくれた入浴剤は盲点でした。特に乳白色系の入浴剤はうるおい成分が入っているものが多くあります。日焼けの後や暑い時期はサッとシャワーだけで済ませることも多いですが、肌の火照りが収まったあとは「うるおいのための入浴」を試してみると良いでしょう。

家族で使える日焼け止めは?

家族の中で自分自身は日焼け止めや日焼け後のケアをしていても、男性や子供となると、本人たちが日焼け止めを塗るのを嫌がったり、つい忘れてしまったりすることも多く、肌が真っ赤になることもよくあります。我が家では大容量でたっぷり使える日焼け止めやローションを用意して、日焼け止め、そして日焼け後のケアを家族全員ができるようにしています。

薬剤師という専門家の視点から見た、弘中さんがおすすめする家族で使える日焼け止めなどについても伺ってみました。

「家族で使えるボディ用の日焼け止めとしては、最近では紫外線を防ぎながらも、ビタミンD生成に必要な波長を遮らないものに着目しています。ご存知のようにビタミンDの生成は日光に当たることで行われ、ビタミンDは骨を丈夫にしたりする大切な成分です。でもこれまでの日焼け止めはすべての波長の紫外線をブロックしていたため、成長期のお子さんなどを持つ親御さんとしては、日焼けはさせたくないけど、でも日光浴もさせたい…という悩みがありました。そうしたニーズに応えたのが、ビタミンD生成を妨げない日焼け止めです。そうした効果を持つ商品として『Solar D』というものがあり、これは私も愛用しています。生後6カ月のお子様から使えるので家族みんなで使うことができます。もちろんウォータープルーフなので水辺のレジャーでも使えます。そして日焼け止めは使ったあとに洗い流すことも大事ですが、この商品はせっけんでオフできます」

ビタミンD生成の大切さと、日焼けをしたくないジレンマは多くの親御さんが感じていたことでしょう。こうした日焼け止めなら、子どもにも使えるのが嬉しいポイントです。ビタミンD生成を妨げない日焼け止め、これが今後のトレンドになっていくと思われます。

日焼けケアにはビタミンCが良い!?

日焼けケア=ビタミンCといったイメージがあります。弘中さんが代表を務めるひでまりメディカルではビタミンCに着目したいくつものアイテムを手掛けています。そうした専門家の目から見たビタミンCと日焼けの関係についても伺ってみました。ビタミンCは日焼けケアに必須なのでしょうか?

「結論から言うと、ビタミンCはとても大切です。しかも日焼け前、そして日焼け後に使用することで効果があります。まず日焼け前に使えば紫外線から肌細胞を守り、日焼け後に使うことでメラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防いでくれます。日焼け後にビタミンCという方が多いと思いますが、実は日焼け前にも使っておくのがポイントです。そして日焼け後は72時間以内にビタミンCを使ってケアをするというのも大切なことです」

日焼け前から使っておくということは、夏場は常にスキンケアにビタミンCが配合されたものを使っておくのが、日焼けに負けないお肌の状態をキープする秘訣なのかもしれません。

まとめ

最後に日焼け後のボディケアについてまとめてみました。「熱いお湯に入らない」「アルコールが配合されているものはヒリヒリしてしまうことがある」「日焼け後の肌は乾燥してしまうので、しっかりと保湿をする」。この3点に気をつけるだけで、日焼け後の肌状態を守ることができます。繰り返しになりますが、まずは肌の火照りを冷ましてから肌にうるおいを与えるというのが正しい順番です。

日焼けをして火照ってしまうとどのようなケアをすれば良いのか分からずに焦ってしまう方もいるかと思いますが、まずは水で冷やしてからひんやりジェルを塗ったり、保湿クリームを塗ったりしてケアをすれば良いことがご理解頂けたかと思います。まだまだ残暑も厳しく、紫外線もたっぷりです。ぜひ本記事を参考にして、日焼け後のケアをしてみてください。

(取材とまとめ・片平奈菜、監修・ひでまりメディカル弘中秀美)

監修者プロフィール

弘中秀美(ひろなかひでみ)

弘中秀美(ひろなかひでみ)

薬剤師。自分の肌・毛穴トラブルの経験から同じ思いの方の役に立てたらという考えからコスメブランド「ひでまりメディカル」を立ち上げ、2022年6月で13期目を迎えた。今も薬剤師として医療現場に赴く専門家の目線と自分ごととして肌や毛穴トラブルと向き合いながら商品開発に勤しむ。

●ひでまりメディカル https://www.hidemari.co.jp/
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ライター/片平奈菜

ライター

片平奈菜

日本化粧品検定協会コスメコンシェルジュ資格とコスメライター資格を持つ美容ライター。エステティシャンと美容部員の経験を活かし、20~40代向けの美容メディアにおいてスキンケアやメイク関連の記事を執筆・監修。新作や限定コスメのチェックは欠かさず、さまざまな商品を試すことは仕事というよりも趣味。季節や肌の状態に合わせ、自分の肌に合う成分のスキンケアアイテム収集に凝っている。

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