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2022.09.05

リミットは72時間!? メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ!シミ・くすみをケアする日焼け止めやお肌のアフターケア

ライター/片平奈菜

ライター/片平奈菜

そろそろ朝晩は秋の足音が感じられるのかなと思いつつ、まだまだ残暑もあり紫外線が強い日も多いものです。晩夏〜初秋にかけても油断せずに紫外線ケアが大切です。今回はメラニンの生成を抑えることに着目して、シミ・ソバカスを防ぐには、どのような日焼け止めを使うと良いのか? また、日焼けした後のシミ・くすみケアにはどのようなスキンケアがおすすめなのかを紹介していきます。今回も監修として「ひでまりメディカル」代表の 弘中秀美さんにご協力いただきます。日焼けやその後のメラニン生成、そこからシミなどになってしまうメカニズムやおすすめのスキンケアアイテムなどを詳しく伺いました。

吸収剤と散乱剤、より良い日焼け止め成分はどっち?

日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤が配合されたものがあります(商品によっては両方が配合されたものもあり)。巷間の常識では「散乱剤はソフト、吸収剤は肌にハード」と認識されています。それは本当なのでしょうか。まず、それぞれの特徴についてまずは弘中さんに伺いました。

「紫外線散乱剤はソフトな使い心地のノンケミカルな日焼け止めで肌にやさしい。一方で紫外線吸収剤はケミカルなので、できれば避けた方が良い…というような情報が出回っています。しかし、日焼け止めの商品としての性能や優劣に関して、紫外線吸収剤配合より、紫外線散乱剤配合のものがすべて良いというわけではありません。紫外線吸収剤が配合されていても肌への負担が少なくなるように工夫されている製品もあるので、決して『散乱剤だから』とか『吸収剤だから』で判断しないことが大切です」

使い分けることが大切だ、と?
「そうですね。例えば、しっかりと紫外線をブロックしたい方やレジャーの時であれば、紫外線吸収剤の方がおすすめですし、肌が敏感な方で、なるべくノンケミカルなものを選びたいのであれば、紫外線散乱剤の方がおすすめです。このように、用途や肌の状態に応じで使い心地の良い最適な日焼け止めを選び、きちんと塗ることがポイントです」

今まで、紫外線吸収剤が入っている日焼け止めは、なんとなく避けていたという方も、情報に惑わされることなく、ご自身の肌の状態や日焼け止めを使うシーンによって使い分けるのが賢い選び方ですね。

日焼け後はどのくらいでメラニンが定着する?

日焼け止めをしっかり塗っていても、日焼けをしてしまうことはあります。その際にポイントとなるのは「日焼け後、どれくらいの時間でアフターケアをするか」です。それにはメラニンの生成が始まる時間が関係しているのです。一体、どのくらいでメラニンの生成が始まったり、定着してしまうのでしょうか?

「メラニンの生成は紫外線に当たってから、72時間後に始まると言われています。そのため、72時間以内に日焼けのアフターケアをしていく必要があります。72時間=3日だから余裕があるように感じますが、でもできるだけ早くアフターケアをすることが大切です」

その72時間以内のアフターケアでおすすめの成分は?
「まず、肌の炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムやm-トラネキサム酸。そしてメラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ成分であるアルブチンやビタミンC誘導体、ナイアシンアミドなどがおすすめです。ひとつ注意が必要なのは、保湿としてヘパリン類似物質を有効成分として配合しているもの使うと、肌の血行が促進されてしまうため、日焼け直後は避けた方が安心です」

日焼け止めを使っているからといって安心せず、「72時間以内」を忘れずにアフターケアもしっかり行っていきましょう。

夏と秋、日焼け止めの使い分けは?

真夏のギラギラした太陽に比べて、9月に入ると陽の光はやさしくなっている印象です。夏と秋で日焼けに差はあるのでしょうか。そして秋になっても、夏に使っていた日焼け止めを使って良いのでしょうか?また秋になったらどのようなUVカット効果のものが良いのか弘中さんに伺いました。

ちなみに私たちのいる地表に届く紫外線にはUV-A波とUV-B波の二種類があります。波長の長いUV-Aは真皮層にまで届いて、シワやたるみといったトラブルの原因になるといわれています。また波長の短いUV-Bは肌の表面にダメージを与えます。肌を赤く腫れさせるいわゆるひどい日焼けや、メラニンが沈着するサンタン、さらにシミやそばかすの原因でもあります。

「二種類の紫外線のうち秋になっても、UV-A波は高いままです。一方でUV-Bは冬に向けて夏よりも低くなります。ですので、日焼け止めの性能でいえばUV-Aカット効果を示すPA値は秋になっても高いものを使った方が良いですね。一方で、UV-Bに対する性能を示すSPFについては20〜30くらいがおすすめです。もちろん『秋だからこれでいい』というわけではなく、ご自身の肌の状態や使用シーンに合わせて選んでください。また、秋は夏よりも肌が乾燥するので、保湿成分が多い日焼け止めを使うのも良いですね」

紫外線の種類や量だけでなく、秋は肌状態も変わってきます。UVカットの効果を意識しながら、その他、保湿などなるべく秋用の日焼け止めを使った方が良いようです。

まとめ

今回はひでまりメディカル代表・弘中さんの監修の下、紫外線の種類や肌にダメージを与えるメカニズム、そしてメラニン生成を防ぐための日焼け後のスキンケアについて詳しく解説しました。日焼け止めの種類やUVカット効果の強さは、肌状態や使用シーンによって使い分けると良いとわかりました。また、秋でもUV-A波は夏と変わらず出ているので、しっかりと日焼け止めを塗ることが大切です。ぜひ参考にしてみてください。

【参照】
kao┃Q&A┃【成分・働き】紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の違いは?
https://www.kao.com/jp/qa/detail/16479/
資生堂┃アネッサ┃紫外線対策サンケアブック┃UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の違いって?
https://www.shiseido.co.jp/anessa/shigaisen/uva_uvb/

監修者プロフィール

弘中秀美(ひろなかひでみ)

弘中秀美(ひろなかひでみ)

薬剤師。自分の肌・毛穴トラブルの経験から同じ思いの方の役に立てたらという考えからコスメブランド「ひでまりメディカル」を立ち上げ、今年で10期目を迎えた。今も薬剤師として医療現場に赴く専門家の目線と自分ごととして肌や毛穴トラブルと向き合いながら商品開発に勤しむ。

●ひでまりメディカル https://www.hidemari.co.jp/
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ライター/片平奈菜

ライター

片平奈菜

日本化粧品検定協会コスメコンシェルジュ資格とコスメライター資格を持つ美容ライター。エステティシャンと美容部員の経験を活かし、20~40代向けの美容メディアにおいてスキンケアやメイク関連の記事を執筆・監修。新作や限定コスメのチェックは欠かさず、さまざまな商品を試すことは仕事というよりも趣味。季節や肌の状態に合わせ、自分の肌に合う成分のスキンケアアイテム収集に凝っている。

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